「超音波洗浄器」の超音波本当に出ていますか?
今年も32回の感染対策勉強会をさせて頂き400件も見えてきました!2回目、3回目のリクエストも増えてきています。また、5年前と比べて感染対策を意識されている医院様は確実に増えてきている事を嬉しく感じています。
さて、勉強会を通じて感じるひとつとして「超音波洗浄器」の「超音波振動」が出ている事を定期的に確認している医院様は一件もございません。
超音波洗浄器のダイヤルを回して”ジー”という音に安心されている方がほとんどです。
超音波洗浄器も機械なので故障したり能力が落ちる事はあります。簡単な方法で「超音波振動状態」を確認する事が出来ます。
水を溜めた超音波洗浄器の中に水を溜めたガラスのビーカー、もしくはガラス瓶を準備します。ビーカー、もしくはガラス瓶の中に親指大の大きさにカットした”アルミホイル”を入れて超音波洗浄器のダイヤルを回します。すると4~5分くらいでアルミホイルに細かい穿孔(細かい穴)やシワが発生します。
下記ガイドラインでは1回/週実施する事が求められていますので、確認されてみてはいかがでしょうか?
参考:医療現場における滅菌保証のガイドライン2021(75ページ)https://www.jsmi.gr.jp/wp/docu/2021/10/mekkinhoshouguideline2021.pdf