医療を受ける患者は、メーカーが販売する滅菌済み医療機器と、歯科医院内のバックヤード(消毒コーナー等)で滅菌された医療機器の滅菌保証や品質は同じであると信じて疑っていないはずです!

製造業および製造販売業(以後メーカ)において滅菌済み医療機器の無菌性(SAL≦10-6 )は
QMSによって厳密に手順やルールが定められ、その工程を順守することによって保証されてい
ます。
医療を受ける患者はもちろん、医療スタッフもその品質を疑うことはありません。
では、院内で再生処理される医療機器の滅菌の品質についてはどうでしょうか。
医療を受ける患者は、メーカが供給する滅菌済み医療機器の無菌性と、歯科医院内のバックヤードで処理された医療機器の滅菌の品質は同じであると信じて疑っていないはずです。もちろん、医療スタッフも同じように両者の品質に差がないと信じているはずです。
であれば、歯科医院においても、滅菌保証の手順やルールはメーカのそれと基本的には同じでなければなりません。目指すところが同じであるならば、その手順やルールは同じであるはずです。

参考:医療現場における滅菌保証のガイドライン2021(https://www.jsmi.gr.jp/jsmi-info/guideline2021/