問診票の回答は100%正しいか?

感染対策院内勉強会をさせて頂いて問診票の情報は100%正しいと思いますか?とスタッフへ尋ねますと100%の方が静かに横に首を振ります。感染症についての回答等は正確ではないと思われています。

「問診とは何か」を改めて整理しておきましょう。

『歯科医師などの医療従事者が、患者さんに対して直接、現在の自覚症状や今までの治療歴、既往症、アレルギー等を聴取する方法として必要なことですので問診票を否定しているわけではございませんのでご承知おきください。

医科であれば治療の前に必要に応じて血液検査等で感染症の有無を調べることもありますが、歯科クリニックの場合はそういうわけにはいきません。

以前のブログ(https://dentalmedience.com/wp-admin/post.php?post=304&action=edit)にも記しましたが感染症には「感染してから発症するまでに潜伏期間」があります。

よって、”誰もが病原体を保有”している可能性がありますしコロナウィルス感染症のように”新たに発見されたウィルス”も存在する事を忘れないようにしていただきたいと思います。

参考:https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/hepatitis/