職員の針刺しや切創を防ぎたい!
院内勉強会で職員の「針刺しや切創」についてお聞きするとほとんどの施設で経験されています。
「針刺しや切創」の原因はいくつかありますが、ここでは洗浄工程時に発生する針刺しや切創防止について提案します。
スタッフの「針刺しや切創」の多くは一次洗浄時にスポンジで器材の汚れを擦り取る作業時に発生します。極力スポンジなどで擦り取る作業を無くせば事故件数は減少すると思います。
そのためには確実にタンパク質の汚れを落とす事が出来る洗浄剤を使用する必要があります。
患者様に使用した診療器材を洗浄剤を希釈した溶液に浸漬するだけでタンパク質の汚れが落とせれば問題ないと思います。
擦り取る作業が必要な汚れは”セメント”・”石膏”などです。擦り取る必要がある器材は水流下で行うのではなく、ボールなど溜水の中で一方方向の擦り取りを意識する事により「針刺しや切創」を防ぐことが出来ると思います。
洗浄剤と言ってもどれも一緒ではありません。以前に投稿した記事を参考にして下さい。
以前投稿した記事:https://dentalmedience.com/%ef%bd%8b-2-2-2/
参考:歯科経営情報レポート2021年6月号指針とマニュアル歯科医院の院内感染対策(2ページ目)
参考:「厚生労働省ホームページ」https://www.mhlw.go.jp/content/000510471.pdf