ラップ材によるラッピング(包装)法

外科器具など滅菌パックではなくラップ材(シート状で”ペーパーラップ”と呼ばれている物)を活用して診療器材などを包装し滅菌している現場をお見受けします。

ラップ材は、滅菌方法や滅菌物のサイズや重量に応じて選択する必要がある。

ラップの素材はリネンと不織布のものがあるため滅菌剤の適合や使用条件をラップ材メーカーから入手して使用する。
ラップ材は、滅菌バッグや滅菌コンテナに収納が困難な特殊形状のもの、大型のケースやトレイなどにセット組された器材の包装などに主に用いられる。

適切にラッピングし、インジケータテープで固定することで無菌性を維持することができる。

ラップ材を使用したラッピング方法には注意しなければならない点があります。

・封筒法(一重包装、同時二重包装)
 一重包装、同時二重包装用のラップ材を使用すること。

・封筒法(連続二重包装)

余裕をもって包装しておけばよいのではなく、滅菌ガイドラインに沿って正しく滅菌しましょう。

下記の参考文献から正しい方法を入手してください。

参考文献(一般社団法人日本医療機器学会より転載を禁じらていますので下記の情報を参考に)
39.一般社団法人日本医療機器学会 医療現場における滅菌保証のガイドライン2021(241ページ)