診療器材の錆!実は怖い!
診療器材はステンレスだから錆びてない!そう思っていませんか?
ステンレスは”錆びない材質”ではなく”錆びにくい材質”です。
「いったん錆が形成されると,錆で覆われた面はより微生物の付着を促し,周辺部よりも強固なバイオフィルムが形成され,細菌の巣窟となる。(バイオフィルムの形成と炭素鋼の腐食 丹治 保典・東京工業大学大学院生命理工学研究科生物プロセス専攻)」と報告されています。
また、錆が発生した器材を患者さんに使用していると治療中に器材が破損して口腔粘膜を損傷させることや患者さんが破損した器材を誤嚥するリスクもあります。
皆さんが診療器材の錆を意識していただけるような情報を提供します。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/swsj/66/4/66_203/_pdf/-char/ja