滅菌した後の保管方法について

滅菌バッグに入れて滅菌した器材の保管をどうしたらよいか?よく質問を受けます。

今回は滅菌後の保管方法についてお伝えします。

室内は温度20〜25℃、湿度40〜50%¹⁾を目安に維持し、温湿度変動による結露発生を防止する空調管理をおこなう。


滅菌物は床、天井、外壁から十分離れた場所で保管する。滅菌物を保管するための保管棚に滅菌物以外を収納しない。

滅菌物は、床から少なくとも20cm、天井のスプリンクラー設備周辺から45cm以上、外壁から5cm以上の距離を確保する。保管棚は扉やカバーで保護されたキャビネット


バッグや不織布包装は、その底面に摩擦が生じないようフラットな棚板を採用し、積み重ねない。引き出しや容器など小分け収納の際は、詰めすぎや引き出す行為によって破れないよう対象物に合わせ適切な容量を確保する。

<まとめ>結露で紙面が濡れないように、埃などが積もらない環境で保管し、引き出す時に破れないように注意する。

参考:医療現場における滅菌保証のガイドライン2021(225ページ)https://www.jsmi.gr.jp/wp/docu/2021/10/mekkinhoshouguideline2021.pdf